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 賃貸借契約

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【まずは訳してみよう】

Tenant will notify Landlord in writing of Tenant's election to renew the Lease for an additional term of five years.
 
 
【直訳】
  
賃借人は、賃貸人に、書面で、賃貸借契約を追加で5年間更新することの選択を賃貸人に通知するだろう。

【ヒント】

“Tenant's election”部分を、“Tenant elects to renew(賃借人が更新を選択した)”のように「S+V」に置き換え、「自らが決断した旨」を主張する形で訳します。その上で、“elect”の趣旨を考慮し、法的場面の許容範囲内で出来るだけ適切な語彙選びを行います。
 

【訳例】

賃借人は、賃借人が賃貸借契約を、更に、5年間更新する決断をした旨、賃貸人に対して書面で通知するものとする。


【Legal Tip】

 説明的要素の多い法文は、名詞の動詞化で克服しましょう
 

 
 前回学習しましたように、英文に無生物主語の形態をとる文章が多い一因は、英語の持つ、“名詞を多用する性状”にあるようです。一方、日本語は、文章の躍動感を高めるような動詞的表現を多用すると言われています。
 この溝を埋め、英語を日本語に訳するためには、日本語らしい言い換え、いわば、“語彙レベルでの日本語化”が必要となります。つまり、単に、他言語の品詞を母国語の同意の品詞に置き換えるのではない、この日本語化により、正確に原文の趣旨が伝われば、読み手にとってこれ以上有難いことはありません。

 
まして、説明的要素の多い法律文の場合、名詞と名詞の間を「の」でつなぐ訳出は、短文の場合は兎も角として、冗長な文章となり易い契約書などでは、読み難いものです。例えば、“Upon occurrence of events”で始まる主部の“occurrence”の意味上の主語は、“events”ですから、これを主語として、動作の基点となる“upon”を意識し、“events occur”と読み替えれば、こなれた日本語となります。


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