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BABEL UNIVERSITY Professional School of Translation
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法的実体
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【まずは訳してみよう】
The corporate existence begins when the articles of incorporation are filed.
【直訳】
会社の存在は、基本定款が登録された時に、始まる。
【ヒント】
先ず、会社としての存在が始まること「S+V」を押さえ、その後、その存在が
始まる「when」以下の要件を考えましょう。「corporate existence」は、
法的場面を想像して、訳出を工夫してもよいでしょうね。
【訳例】
会社は、基本定款の登録を以って、法的実体となる。
【Legal Tip】
法律行為を意識し、全体構造を掴みましょう
分野を問わず、翻訳作業は、先ずは、原文を読み、その意味を理解するという手順
から始まりますね。法律文書、例えば、契約書においては、その条文の趣旨や法的
場面を掴むことが出発点となります。ところが、修飾文言がやたらに多い条文では、
これが、中々厄介な作業となります。しかし、案ずることはありません。英語を学
び始めた初学者の時代に戻ればよいのです。そうです。条文の趣旨を掴む最良の
方法は、英文法類型、例えば、主語+動詞+目的語を掴むことなのです。
つまり、この類型には、法律文、或いは契約書の起案者、契約当事者が必要とする
「誰が何を何した」という要素のすべてが含まれているからです。例えば、
「Seller delivers the Products」から「S+V+O」の構文を読み取れば、それは同時
に、一方当事者が契約書中に規定された製品を(相手方に)引渡すという法律行為を
理解することになります。そのことを意識するために掲げたポイントが、「法律行為
を意識し、全体構造を掴みましょう」です。今回は、この基本ポイントに加えて、
米国修正模範事業会社法(Revised Model Business Corporation Act)から条文を
引用し、文章全体の流れを掴むと同時に"米国会社法の一端を知る"、という一石二鳥
の学習を進めて行くことにしましょう。
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